地元、小学6年生が「ゆめ・仕事ぴったり体験」にやってきました。これは働く大人の側について仕事の一部を体験するというものです。受入れは、昨年に続き2回目となりますが、今年も『まな板製作』に取り組みました。
また、今では大工の使う道具もほとんどが機械化されていますが、あえて昔の機械がなかった頃の大工道具(ヨキ・ヤリガンナ・チョウナ等)を見てもらい、その当時の大工がどのように使っていたのかを子供たちに説明しました。それから私の好きな分野でもある古代建築の話まで広がりました。
まな板となるイチョウの板の表面をカンナで削り、サシガネを使い両はじの不要な部分に印をつけて、ノコギリを使い両はじを切り落とすという作業です。
初めての作業に緊張した表情で、カンナ掛けやノコギリでの作業は力ばかりが入りすぎて、なかなか思うようにいかずに苦戦していましたが、徐々にコツを掴んだようで子供たちにも笑顔が増えてきました。
投げ出したり諦める事なく真剣な表情で一生懸命に取り組んでいました。
今日、体験した事や私が話した事をどのように感じてくれたのかとても気になるところですね。
でもまず、子供たちにケガもなく、無事終えることが出来て『ホッ』としました。
大人になって子供の頃を振り返る時があると思いますが、この日の体験を懐かしく思い出してくれたなら嬉しいです。