長生村・信友の現場④

今年も残すところ12時間をきりました。
昨日仕事納めとなりましたが、来月引渡しを前に気の抜けない現場となっております。
年明け早々に内装工事に入ってもらえる様、なんとか段取りができた所です。
本年度最後の現場報告です。

【外観】

【1F/LDK】 床張り完了、大工造作によるキッチンが立ち上がっています。
           左手階段でスキップフロアーへ。          
        

【1F/薪ストーブ】   中央へは薪ストーブを設置。
             2Fまで暖気が届くよう吹き抜けスペースとなっています。
        

【2F/子供部屋】 床張り・ボード張り完了。

【2F/寝室】 床張り・ボード張り完了。奥はW.クローゼット。


スキップフロアーのある家。
「さて、これをどのように活用しているのか!?」
とうに御察しの方もおられるでしょうが、こちらの報告は来年にする事としましょう。
それでは皆様、良いお年をお迎えください。

  

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クリスマスイルミネーション

旭の現場からの帰途。
およそ1000坪の敷地に装飾されたイルミネーション。
まるでテーマパークさながら、圧巻です。
この日、娘に見せてやったら喜ぶだろうと思いつきカメラ片手に途中下車。
何処からともなく聞こえてくるクリスマスソング。
近くにいたご婦人に話しかけてみたら、こちらのオーナーであった。
「最初はショボかったのよ、何でも物事を突き詰めて行く性分だからこうなってしまって」と話ていた。
「これ電気代って。。。」と私。
「いくら引き落とされているかなんて通帳は見ないの。皆が喜んでくれれば」とオーナー。
太っ腹なオーナーの言葉に野暮な質問をしてしまったと反省です。

この時期18時〜22時までの4時間を一般開放している。
この華やかなイルミネーションを見たら、きっと誰かに教えたくなる筈です。
連日人が絶えない理由はそこかもしれませんね。

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旭市の現場⑥

19日の引き渡しを目前に、残工事も大詰めです。

 

祖先の代より毎日手を合わせてきた仏壇や神棚がそっくりそのまま収められました。
総ケヤキの立派なものです。

設計者の粋な計らいで元母屋で使用していた建具を再利用。

【二間続きの和室の中央、総ケヤキの建具

【組子の建具】ライトアップすると組子の細やかな仕事が一層浮立ちモダンな雰囲気に。

家自体新しくなったとは言え、これらがこの家の主役である事は言うまでもありません。
『祖先からの思いを受け継ぎ、今に感謝し住まう』
世代が移り変わっても大切にしていきたい心です。

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長生村・信友の現場③

風が強いものの空はきれいな秋晴れです。
上棟後、初の現場報告となります。

ほぼ建物の外観が掴めてきました。

計画当初から考えていた狙い通りのイメージに顔がほころびます。

 

 

 

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長生村の現場⑨

7月初旬に上棟しました長生村の現場。
外周り工事は継続していますが、 建物完成に伴い引渡しとなりました。
工事中職人の手元を照らしていた灯りも、この晩からは一家団欒を囲む灯りとなっていました。
簡単にご紹介いたします。

【外壁】杉板張りキシラデコール塗装仕上げ



建物内部【天井・床】杉および檜板張り 【壁】珪藻土仕上げ

【玄関から左手を臨む】

【キッチンからダイニングを臨む】

【ダイニングから和室を臨む】

【キッチンおよび左手食品収納庫】

【各部屋 中央壁仕舞いの建具で2部屋へ間仕切り可能】

 

 

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木材市場へ

日頃から懇意にしている材木市場の仲買人から電話をもらい東金市の千葉県木材市場へ。
今日は優良木材展示会の開催とあって人の出も多い。
お昼から競りの始まりです。
木材と言えども一般的な市場の競りと何ら変わりはありません。
緑の帽子をかぶり半纏を着ている者が『競り人』と言われており、競りが大いに盛り上がるか否かは、この『競り人』の手腕によるところです。
「これぞっ!」という代物を競り落とすにはやはり心理作戦が必要となってきます。それぞれの心の内を読み、相手の出方を推測するのです。このワクワク・ドキドキ感、50を過ぎた私の『トキメキ』とでも言いましょうか!?

 

 

 

 

 

さて、こちらは真っ直ぐ育った杉の原木。

一方こちらは過酷な自然環境に耐え生きてきた原木。
皮目がねじれています。風の吹く方向に枝が押され幹に『ねじれ』が生じ、これがこの木の『クセ』となるのです。
『クセ』のある木の扱いは難義ですが、強さも併せ持っています。
木も人も同じです。逆境の中で生きてきたものの方がたくましく強いのです。

それにしても次世代の担い手である若者がいない事が気になります。若いうちから良い材を見分ける目利きを養う事も大切なのですが。

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長生村の現場⑧

吹く風も心地よく、穏やかな秋晴れでしたね。
さて前回の続きであります、ラーチ合板『転写』仕上がり具合の報告です。

コンクリートが木のアクを拾う事で木目や節の濃淡までもが転写されます。

 

 

 

 

 

杉板ではなく、ラーチ合板の『転写』は機会があればと考えていました。
言われてみなければ気が付かない箇所でもありますが、「さりげないおしゃれ」とでも言いましょうか。
攻めてみたくなりました。

 

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長生村・信友の現場②

10月7日(日)大安
上棟式
朝から雨が降る中、作業開始です。
お昼前、ようやく雨が上がり作業がしやすくなりました。
かけやの音が力強く辺りに響き亘ります。
空の色も明るくなってきました。
いよいよ、上棟式です。
五色旗の棟上げをいつかいつかと待ちわび、その頃を見計らい袋片手にどこからともなく大勢の人々が集まり賑わいをましていく。餅まきも終盤、地響きを鳴らし土煙が舞い人々が我先と親餅の取り合いとなる事も少なくありませんでした。昔から上棟式といえば必ず餅まきが付きもので、大きな親餅を拾った者が次に家を建てる番だと言われてきました。

苦難の土地探しから始まりこの上棟を迎えるまで、夢の実現家づくりに一生懸命に取り組んでいる若い施主夫婦の姿があり、ようやくここまでこぎ着けた2人にお祝いとして何かしてやりたいという気持ちが形となりこのような上棟式の運びとなりました。

ここ最近では、この様な上棟式を目にする機会がめっきり少なくなりましたね。
世の中の住宅事情からみれば工法による住宅の多様化も一つの要因なのでしょう。
そしてまた、いつからか私ども施工側においても極力施主の負担にならない方向でと考えるのが常となり建前も簡素に行われてきました。

御周知の通り家を建てるとは『一世一代の大仕事であり、人生においても大きな節目』となります。
それにはやはりこの大きな節目を昔から脈々と受け継がれてきた上棟式のあるべき姿で祝ってやることが大工としての心意気ではないだろうかと。
そして、一世一代の大仕事を成す施主には、ぜひ棟に上がり餅をまく気分を味わって欲しいと思うのです。

上棟式は集まってくれた人達に餅や菓子をまく事で喜びを分かち合うという意味合いもあります。
また、施主家族や親族にとっても思い出深いものとなる事は間違いないのです。
簡単に過ぎてしまえばそれまでですが、目先の事にとらわれず長い人生において1回有るか無いかの大イベントです。
今後の人生においてもこの思い出はきっと代え難いものとなってくれるはずです。

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長生村の現場⑦

あと数日で1か月ぶりの更新となるところでした。
気づけばこの間に季節が移り変わりだいぶ涼しくなってきました。

さて、工事は内外部共に木工事も終盤を迎えています。


各々の部屋が壁で間仕切りされ生活空間が出来上がって来ており、木工事を終えた箇所から左官工事が始まっています。

 

また、並行して玄関ポーチ、スロープ工事も進んでいます。

今回『転写』で仕上げてみようと考えています。『転写』とは型枠であるラーチ合板をコンクリートに写すというものです。
出来栄えは枠を外してからのお楽しみとなります。

 

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打ち合わせにて

日曜の昨日、千葉市美浜区にあるTIMBER YARD〔ティンバーヤード〕というインテリアショップへ足を運びました。
木更津での用事を済ませた私は一路16号をひた走る。
この辺りは渋滞の抜け道として私もよく利用するのだが、そんな店あったかな??
しばしウロウログルグル。
ありました!!
『TIMBER YARD』の看板と一風かわった目を引く建物。


そもそもの始まりは土曜日の施主夫妻との打ち合わせでの事。
休日に家族で散策をしている途中、何気に見つけた雑貨店なのだと写真を見せてくれた。
外観をガルバリウムと木とで仕上げていて倉庫を思わせるような雰囲気が気に入ったのだそうだ。

長生村・信友の現場。
建前の日取りも決まり、これから外壁の話を徐々に煮詰めて決めていかなければいけない。
建物西側には窓はなく、壁がせり立つ構想となっている。
この西側の壁がこの家の存在を主張するポイントになるだろうと考えている。

 

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