美術館

千倉『海辺の家』の見学依頼があり、お客様をご案内                                                      
した帰りに海岸美術館へ立ち寄る事となりました。
この美術館は写真家・浅井愼平氏の作品を集めた美術館で建物の設計は建築家・石井和紘氏です。

外観は3つの立方体が連なり建物を形成しています。それぞれ壁の真ん中には縦スリットが入りデザイン的なものかと思われましたが、近くで見ると銅製の筒状のものが埋め込まれていたのです。
おそらくこれは屋上から雨水を流す為の雨樋の役割をしているのではないかと考えました。
外壁の内に銅製の雨樋を埋め込み、それをまた建物のデザインとして見せてしまう所はさすがだと感心させられました。
建物外壁は山肌の崖くずれ防止に使われる工法を用いモルタル使いで荒々しくゴツゴツとした感じに仕上げられており千倉海岸の岩肌をイメージさせるものでした。

館内は木の床に塗装仕上げの白壁で明るい空間になっており暖炉に火が焚かれています。
  

僅かな間でしたが、静かなゆっくりとした時間を過ごして来ました。
皆さんも花摘みの帰りに立ち寄られてはいかがでしょうか。
これから、工場へ戻ってまた一仕事です。

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上棟式

上棟式

無事上棟終了

大網白里町 S邸の上棟式が行われました。風もなくお天気にも恵まれ、上棟式日和となりました。

この家の設計は、若手設計士でもある施主様のものです。私どもが手掛けた「宮原の家」を気にかけて下さっていたそうで、色々と調べて『木組』にたどり着いたという訳です。

私どもを探し、信頼して仕事を任せて下さった施主様に感謝しながら、これから数ヶ月間コツコツと精魂込めた『木組』らしい仕事・家づくりをしていきます!

また、これから作り上げていくこの建物が、住宅街の中でどのような存在感を生み出してくれるのか楽しみな所でもあります。

現場の経過も少しずつご報告していきたいと思います。

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職場体験

今日の作業で使う道具の説明

今日の作業で使う道具の説明

地元、小学6年生が「ゆめ・仕事ぴったり体験」にやってきました。これは働く大人の側について仕事の一部を体験するというものです。受入れは、昨年に続き2回目となりますが、今年も『まな板製作』に取り組みました。

また、今では大工の使う道具もほとんどが機械化されていますが、あえて昔の機械がなかった頃の大工道具(ヨキ・ヤリガンナ・チョウナ等)を見てもらい、その当時の大工がどのように使っていたのかを子供たちに説明しました。それから私の好きな分野でもある古代建築の話まで広がりました。

まな板制作

まな板制作

まな板となるイチョウの板の表面をカンナで削り、サシガネを使い両はじの不要な部分に印をつけて、ノコギリを使い両はじを切り落とすという作業です。

初めての作業に緊張した表情で、カンナ掛けやノコギリでの作業は力ばかりが入りすぎて、なかなか思うようにいかずに苦戦していましたが、徐々にコツを掴んだようで子供たちにも笑顔が増えてきました。

投げ出したり諦める事なく真剣な表情で一生懸命に取り組んでいました。

今日、体験した事や私が話した事をどのように感じてくれたのかとても気になるところですね。

でもまず、子供たちにケガもなく、無事終えることが出来て『ホッ』としました。

大人になって子供の頃を振り返る時があると思いますが、この日の体験を懐かしく思い出してくれたなら嬉しいです。

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