長生の現場①

上棟式

本日、地元長生村の現場では上棟式を迎えました。お天気にも恵まれ気持ちの良い陽気となりましたが、午前中に一つ大きな地震があり上で作業をしていた職人もいたのでヒヤりとさせられました。この現場は1階は車庫と物置スペース、2階は住居スペースとなります。

上棟式を前にお施主様の庭も日本庭園へと造られたばかりです。元々庭にあった槇の木に加え紅葉、桜、レンギョウ、枝垂れ梅、紫陽花など庭に色を添える木々が植えられました。

お施主様の庭園

水流を表現した砂利石と石灯篭の存在が一段と日本庭園としての風情を感じさせます。植木いじりが趣味な私も造園のプロの仕事から何か盗めるものはないかと目を見張るばかりでした。

上棟式を終えたばかりでしたが、その後作業で使ったクレーン車の先端にゴンドラを付け、敷地内の杉の木を切り倒す作業に入りました。この杉の木は『溝腐病』にかかっており、倒れた場合に住宅を壊す恐れがある為にやむを得ず切り倒す事となりました。杉の溝腐病の問題は非常に深刻で千葉県のブランド杉である『サンブスギ』も大きな被害を受けています。 木にお浄めをした後、私がゴンドラに乗り枝を切り落とすため上へと上がった訳ですが、写真のように木の上部の方が病気特有のねじれ症状が悲惨で胸の痛くなる思いでした。     

溝腐病によりねじれた杉
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