23日はあいにくの悪天候だった為、翌24日晴天のなか上棟を行いました。この日は海風が強く、一層気を引き締めての作業となりました。
そしてあの大垂木はこの様に収まりました。等間隔に収められた大垂木は建物の大事な構造部分でもあり、この存在感を持って大空間を演出するという大きな役割を果たします。
上棟を迎え、平面図上から起こされた建物の骨組みが姿を現しました。これから完成へと向けて大工仕事に入る訳ですが、平面図上では読み取ることのできない設計者がこの建物に託した意図を私たち大工は現場仕事をしながら感じ取る事ができます。例えばそれは、部屋の中に外の景色を絵画のように取り込む事であったり、また窓から差し込む光とその影であったりと・・・窓の大きさや位置までもが計算され設計されているという事です。
その一つ一つの発見が私たち作り手側の楽しみでもあります。
早速、上棟の翌日からテラス配筋工事に取り掛かかっています。
また追ってご報告させて頂きます。