美術館

千倉『海辺の家』の見学依頼があり、お客様をご案内                                                      
した帰りに海岸美術館へ立ち寄る事となりました。
この美術館は写真家・浅井愼平氏の作品を集めた美術館で建物の設計は建築家・石井和紘氏です。

外観は3つの立方体が連なり建物を形成しています。それぞれ壁の真ん中には縦スリットが入りデザイン的なものかと思われましたが、近くで見ると銅製の筒状のものが埋め込まれていたのです。
おそらくこれは屋上から雨水を流す為の雨樋の役割をしているのではないかと考えました。
外壁の内に銅製の雨樋を埋め込み、それをまた建物のデザインとして見せてしまう所はさすがだと感心させられました。
建物外壁は山肌の崖くずれ防止に使われる工法を用いモルタル使いで荒々しくゴツゴツとした感じに仕上げられており千倉海岸の岩肌をイメージさせるものでした。

館内は木の床に塗装仕上げの白壁で明るい空間になっており暖炉に火が焚かれています。
  

僅かな間でしたが、静かなゆっくりとした時間を過ごして来ました。
皆さんも花摘みの帰りに立ち寄られてはいかがでしょうか。
これから、工場へ戻ってまた一仕事です。

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