残暑厳しい秋空の下、大多喜町のお寺上棟となりました。
棟梁は若手のホープ石井チャン。
入母屋造り初挑戦の彼はこの日を迎えるまで休日も返上で作業に取り掛かっていました。
釘、金物を使用せず、継手接合部分には木栓を使います。
一般的なホゾの長さは約50mmほどですが、私ども『木組』ではプラスαとして土台材の厚み分を足す事としており、ホゾの長さ120mm【写真左下】で加工しています。
こうする事により柱一本一本が独立して立つ事ができ【写真右下】上棟時には仮筋違いの必要がありません。そして何より建物自体の強度も強くなるのです。
上棟までの作業風景
午後4時半、上棟完了となりました。
わたくし親方もこれからは「石井チャン」ではなく「石井棟梁」と呼ばなくてはなりません。