店舗改修工事の話を頂いた。
現在では空き家となっている依頼者が生まれ育った家屋。
商店街の一角にひっそりと建っており、かつて母親が洋裁店を営んでいた場所でもある。
その家屋1階部分を一部利用し店舗へと改修し、週末土日営業の雑貨店を開く計画だと言う。
建物内部洋裁の作業場内を覗くとその当時使われていた足踏みミシンやら洋裁道具が残されており、まるでNHKの朝ドラ『カーネーション』さながら、そこには懐かしい昭和の時代が大切に残されていた。
さて1階店舗部分となる広間には骨董の品々が置かれている。
この建物同様古き良きものを大切に守りつつ、一方生まれ育った地に雑貨店を開く事でこの商店街に活気を取り戻し、街おこしへと繋がればという願いもあるそうだ。
店舗のイメージとしては木やぬり壁など自然素材を活用し古びた素朴な味わいに仕上げて欲しいとの要望であった。参考にという事で依頼者が撮り溜めた写真など資料を預かってきた。
遅くなってしまったがこれから予算書に取り掛かるとしよう。