解体初日に立ち会ってきました。
私どもの長生村からこちらの旭市までは約60㎞。
施主さん夫婦が気の毒そうに「遠いところをすいません」と言ってくれるが、
「鼻歌うたってればすぐ着いちゃいますよ」と私。
施主さん夫婦の笑い声。
このような施主さんとのやり取りも私の楽しみの一つとなっています。
さて、現場では解体を前に欅の床板と杉戸を外し、新築する家で何か活用できたらと考えました。欅の床板は赤身で良質なものです。こちらの家の歴史でもありますから再活用し引き継いでいく事が出来れば施主さんにとっても喜ばしい事ではないかと思います。
また、床板を外した部分には隠し細工が施されており当時の職人の技量を窺い見る事が出来ます。