店舗改修工事②

店舗改修工事、現場報告です。
昨日、破風板に使う杉の赤身板を材木屋へ買いに行ったが、あいにく 欲しかった大きさの赤身板はないとの事であった。
「それなら木裏でもいいよ。」と私。
「木裏を使うなんてニクイね〜。今どきそんな事言う大工さんはもういないよ。木組さんくらいだね。」と材木屋の社長。
ニクイ事を言ったつもりはないのだが。
木は樹皮に近い方を『木表』、木の芯に近い部分を『木裏』と言う。
『木表』よりも『木裏』の方が赤身が多く腐りにくく丈夫であると言われている。
『木表』を表とする使い方が真の木の生かし方ではないという事もある。
時には『木裏』が表になり得るという事もあるのです。

さて、外部工事ではその『木裏』を使った破風板取付け工事が行われています。


 

 

 

 

一方内部でも秋田杉の上り台が取付け完了となっており、あえて表面の木目がきれいに浮き立つ様にうづくりで仕上げています。〔更に写真を拡大して頂けるとより鮮明にご覧いただけます。〕
次の主となる大きな工事は入口開口部大鴨居の取付け工事となります。
もともとこちらにあった建具と雨戸をこの開口部の高さに合わせ私どもでリメイクさせて頂いております。報告はまた改めて。

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