本堂新築工事③

上棟後初の現場報告です。
現在は外壁工事に取り掛かっています。
当初、外壁はサイディング張りでとの依頼でしたが、住職檀家総代に幾度と掛け合い、杉板張りでやらせてもらえる運びとなりました。

                                             〔お曼荼羅の高さより向拝を見る〕                 

さて今回、私が掲げたテーマ『素朴な佇まい』に加え、もう一つに『広く見せる空間づくり』があります。
屋根の形状も幾通りと考えましたが、最終的に私の考えの行き着いた先は、屋根形状を活かし勾配天井とする事。
そうする事で奥行きが増し開けた空間で、皆一同の心が気持ちよくお曼荼羅に向かう事が出来るのではないだろうか、という事を考えた訳です。
また御堂内に入った時、開けた空間をより感じてもらう為に向拝軒高を低く抑えているという点です。
頭の中に描いていたイメージがようやく形となり出来上がってきました。

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