早々に梅雨が明け、 外仕事には厳しすぎる長い夏となりそうです。
一 昨日、 無事お引渡しの運びとなりました。
本堂新築工事、最終報告です。
田んぼの緑、草木の緑、そして黄金色した杉板張りの寺。
上棟から3か月、通りから眺めるこの景色に時を刻みながら馴染んできたのではないでしょうか。
簡単にご紹介します。
外部は総杉板張り、内部は漆喰仕上げ。
また内陣は檜板張り、外陣は土間仕上げとなっています。
工事も終盤、私の頭を悩ませたのはこの三光天子の台座。
台座の小口をなるべくスッキリとしたシンプルなものに仕上げたい。
悩んだ末、ご覧の通りの仕上げとなった訳なのですが、
これがまた幻想的な世界を見せてくれるのです。
漆喰壁に映しだされた重なり合う陰影に住職と2人息をのんだ程。
内陣床は檜板張り、框には内陣と外陣との境という意味合いで、
材の違う地元山武杉の赤を使用。