建築探訪

正月休みを利用して兵庫→京都→滋賀の三県を巡る旅に出ました。
初日は兵庫県小野市にあります「浄土寺・浄土堂」へ。
途中渋滞にはまりながら9時間をかけ、ようやく到着しました。

意外にも閑散とした境内。
御堂はいくつもの時代を見届けてきた堂々とした風格です。
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このお寺を開山された「重源上人」は僧侶として修行を積みながら、中国へ渡り仏寺建築を学ばれ建築技術についても習熟していたといいます。
S32 年一度改修工事が行われていますが、今日までの約800年もの間、風雪や幾度の地震にも耐えぬき創建当時のままの姿を残しているのです。
800年前の人達がこの御堂を一体どのようにして造ったのか、重源上人の建築にも興味が湧いてきます。
昨年、山門工事に入る前にこの御堂へ足を運びたいと考えていましたが今年に入ってようやくの実現です。
永い間、風雪に耐えしのんできた柱の表情は、苦労をしながら歳を重ね歩んできた深く刻まれた人のしわの様にも感じられました。

2日目は京都宇治市の「平等院」
007改修工事後、化粧直しをした鳳凰堂です。
庭園をぐるりと散策しながら、何処の角度から見ても絵になる建築です。
敷地内には近代的な建築の鳳翔館ミュージアムが併設されておりこちらもとても興味深く見学をさせてもらいました。新旧どちらの建築をも感じ取る事ができる場でした。

その後は京都を後にし滋賀県へ。
やってきたのは「佐川美術館」
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私の一番の目当てはこちらの敷地内に併設されている水盤に浮かぶこの茶室でしたが、この日は残念ながら閉館日。
ご覧の通り水盤の中にあり、周囲をぐるりとはいかず、またの機会に持ち越しです。

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