しばらくぶりの更新となります。
ブログでの完成後の報告がだいぶ遅れていましたので、
GWこちらの別荘にいらした時にお客様ご夫妻が、 また現在進行中のウィ―クエンドhouseでお世話になっています 設計事務所イイヅカアトリエさんが足を運んで下さったりと、有難い事で山門の完成を楽しみにしてくれていた様です。
さて、最終回は 瓦工事の工程、そして完成までをご紹介します。
本来であれば瓦桟までが大工職の仕事ですが、
今回は細かい瓦桟割があるとの事でここから瓦職人へと引き継ぐ事となりました。
使用した瓦桟は耐久性のある樹脂のもの、ステンビスで留められています。
瓦をサンダーで加工し、積み上げた時の曲線美を作りだします。
親方の技術を習得しようと弟子の熱い眼差しが注がれていました。
天高く、甍の波の完成です。
最後に倒壊した山門の中から奇跡的に原形をとどめ残った欄間「波間の龍」二枚、そしてこの地の繁栄と平和を見守って欲しいと願いを込めて棟札を収め、本工事完了となりました。