NIIZEKI STUDIO新関謙一郎さんが設計した『八街の家』
ご主人から頂く電話の第一声はいつもの「しゃちょ~」と上がり調子の明るい声。
だいぶご無沙汰をしておりましたが、お会いすれば相変わらずの笑顔に心が和みます。
TV番組渡辺篤史さんの『建もの探訪』、現在でも長寿番組として放送されていますが、「八街の家」放送回での事。
番組最後「この住宅を設計した建築家は当時32歳だったそうです。若い才能の息吹を感じました」と締めくくった渡辺篤史さん。
感涙されていた姿がとても印象的に残っています。
その後、私もご縁あってこちらの住宅にお伺いさせて頂く事となり、渡辺篤史さんに共感する事となります。
外観は大きさの異なる黒い箱を連結させ地面の上に置いた様、一転して内は白を基調とした誂え、自然光も降り注ぎ、不思議空間。
お邪魔する度に感動はつきません。
設計者・新関謙一郎さんがこの住宅に傾けた思い・情熱を今でも感じとる事ができます。