報告が遅れておりました『鎌ヶ谷の家』現場報告です。
上棟後、屋根下地工事進行中の様子。
入母屋、丸桁、差し鴨居
揺るぎのない施主のこだわりです。
そして、、、
現在進行中の様子
上棟時、青い実をつけていた玄関前の柿の木
実が色づき始めています。
長雨続きで、ようやく瓦工事もここまできました。
屋敷木が周囲を囲み、住宅全体を写真に収める事が
出来ないのが残念ですが、
間口九尺玄関は大工泣かせと云われる程で
破風のプロポーション取りが難所となります。
山門の瓦工事を経験した若手瓦職人が
親方から習得した技術をもって
この住宅の瓦工事に挑みました。
入母屋造りは特に大工と瓦職人との
連携が重要となり
私達大工も瓦職人がやり易い寸法取りを考えながら仕事を進めていきます。
化粧隅木と化粧谷木もおさまりました。
「神社が建ってる、、、」
通りすがりの子供が云っていたと施主。
矢切のマス格子が子供の目にはそれらしく見えるのでしょうか。
現場の前を歩く大人でさえ一様に興味深げな様子
都心に近いこの住宅街では異色の存在となっている。
私が小僧として大工を始めた約40年前
新築と云えば丸桁に差し鴨居、入母屋造りが主流でした。
あっちの家は何処の大工がやっただの、
こっちの家はあそこの大工がやっただの、
施主は腕の良い大工探しに奔走したものでした。